2021年04月12日
無痛分娩外来をしていて、診察が終わったときに『無痛分娩ができるとわかって安心しました』と安堵されて帰る方は少なくありません。無痛分娩ができるかどうか心配な方は結構いるようです。
確かに無痛分娩できると思って入院してみたら、できなかったと思うと大変残念ですよね。無痛分娩外来では無痛分娩の説明だけではなく、無痛分娩が可能かどうかも診察しております。無痛分娩ができないときとは
①血液をサラサラにする薬を飲んでいる
→妊娠中に内服されていても、出産前に内服していなければ問題ありません
②血液を固める成分が少ない
→採血で確認いたします
③脊椎の手術や大きな変形
→側弯症は可能なことが多いです。脊椎手術も胸椎などの場合はできることがあります。
④穿刺部の感染
⑤一部の神経疾患
⑥出産経過が早すぎて間に合わない場合
⑦その他
になります。
当院で無痛分娩ができずに、他院に紹介させていただくことはほとんどありませんので、あまりご心配される必要はありません。
なるべきご希望に添えるように(無痛分娩ができるように)いたしたいと考えております。ご協力よろしくお願いします。